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『ウマ娘』について


ウマ娘 プリティーダービー』(ウマむすめ プリティーダービー)は、Cygamesによるスマートフォン向けゲームアプリとPCゲーム、およびそれらを中心としたメディアミックスコンテンツ。略称は『ウマ娘』。ジャンルは基本プレイ無料の育成シミュレーションゲームで、競走馬を擬人化したキャラクターである「ウマ…
376キロバイト (42,731 語) - 2024年2月18日 (日) 09:57


記事に対するコメント:観客数50人からスタートした『ウマ娘』の成功ストーリーが感動的ですね。和氣あず未さん、高野麻里佳さん、Machicoさんの努力と情熱が作品に反映されているのを感じます。

 2016年3月に開催された「AnimeJapan 2016」内でのプロジェクト発表から8年を迎えた『ウマ娘 プリティーダービー』。多くのトレーナー(ウマ娘ファンの呼称)から支持を集めており、今年はゲームリリース3周年、さらに初となる劇場版アニメの公開も控えるなど勢いが止まらない。そんな『ウマ娘』の魅力を探るべく、スペシャルウィーク役の和氣あず未サイレンススズカ役の高野麻里佳トウカイテイオー役のMachicoにインタビューを実施し、その歴史や発展の軌跡、思い出などを語ってもらった。(撮影:上野留加/文:遠藤政樹/編集:櫻井偉明)

【写真33枚】超ミニスカ姿!和氣あず未・高野麻里佳・Machicoのソロショット

■『ウマ娘』発表当時、ファンはポカーン「なんだ『うまぴょい』とは?」

 『ウマ娘』は、実在する競走馬をモチーフにキャラクター化し、ゲーム、漫画、アニメなど幅広い展開で人気を博すクロスメディアコンテンツ。TVアニメ第1期が2018年4月~6月、第2期が2021年1月~3月、第3期が2023年10月~12月に放送され、週刊ヤングジャンプではオグリキャップを主人公にした漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が連載中。2021年2月にゲームがサービス開始となり、CV担当声優は音楽番組にも出演している。

――「AnimeJapan 2016」では、和氣さんと高野さんが参加しました。衣装を着てミニライブをするなどファンと交流されましたが、当時の様子は覚えていますか?

【和氣】 お客さんは多分50人くらいだったと思います。

【高野】 Cygamesの会場内ブースという限られたスペースでやったのを覚えています。個人的には、その前のレッスンの方が思い出深いです。

【和氣】 私もレッスンの方が思い出深いです。そのレッスンで、まりんか(高野の愛称)と初めてあいさつした気がします。レッスンで初めて会った時、「顔、小っちゃ!」と思ったのが第一印象でした(笑)

【高野】 ありがとう(笑) 私はダンスにコンプレックスがあったので、「ダンスを覚えないと足を引っ張ってしまう」と思い、当時は余裕がなかった気がします。

――初めてファンの前でダンスを披露した時はどうでしたか。

【和氣】 お客さんは「『うまぴょい』とはなんだ?」みたいな感じでした。

――情報がまだ定着してないですからね。お客さんがどんな表情をされていたかは覚えていますか。

【和氣】 「うまぴょい伝説」のときは盛り上がってくれていたイメージがあります。

【高野】 今では定着して合いの手も皆さん入れていますが、この時は初披露だったので「ポカーン」という雰囲気でした。掛け声の「俺の愛バが!」もありませんでした。

――お二人ともやり切ることで精一杯な感じだったんですね。そんな中でMachicoさんは『ウマ娘』をどのように見ていましたか?

Machico】 たまたまウマ娘の記事を読んだことがあり、今の時代はネコ耳ではなくてウマ耳なんだなって思いました。ウマ耳というカテゴリが出て、なるほどな~と(笑)自分が関わらせてもらうとは1ミリも思っていなくて他人事のように感じていました。

■ラジオ『ぱかラジっ!~ウマ娘広報部~』の思い出 ファンとの貴重な交流に感謝

――3人そろっての対面はマチ☆アソビだったそうですね。

【和氣】 ダンスレッスンだ。

Machico】 全然現場に慣れていない時でしたので、すごく人見知りを発揮していたころです。私は内弁慶なので、慣れた現場だと「わーわー」できるのですが…。年齢的には私が最年長ですが、2人の方が『ウマ娘』の先輩だし、私やっていけるのかなって思ってました。

――初対面での和氣さん、高野さんの印象はいかがでしたか。

Machico】 あず未の第一印象はザ・女の子という感じで、まりんかはクールでおしとやかな子だったから、受け入れてもらえるかなと思っていました。ただ2人とも、第一印象からはめっちゃ変わりました。特にまりんかはパッと見クールで落ち着いている印象もありますけど、私たちの中で一番ドジっ子なのでは(笑)。

【高野】 え~!?そうかな。

Machico】 何か抜けているところがあって。『ぱかラジっ!』の時もそういう一面をちょいちょい見る瞬間があり、実はとても自然体な子なのだと思うようになりました。あず未はいろんなエピソードを耳にする中で、自分の好みの女の子の性格だなって思いました。かわいいだけじゃなくて結構サバサバしているし、一番ギャップはあったかもしれないです。

――和氣さん、高野さんもMachicoさんの初対面の印象を教えてください。

【和氣】 Machicoはずっと変わらないです。

Machico】 本当に?最年長らしく頼りがいがあるとか、2人は絶対思ったことないでしょう(笑)。

【高野】 Machicoが一番アカ抜けたと思います。髪の毛も昔は黒1色を貫いていたのに、今は赤とか青とか、いろんな色に髪色を変えていたりして、冒険しているなという印象はあります。

Machico】 年を重ねることに自分を更新している感じはあります。

――いい言葉ですね。3人が仲を深める場のひとつにもなったのが、2016年11月~2019年4月にかけてパーソナリティを担当されていたラジオ『ぱかラジっ!~ウマ娘広報部~』ですね。

Machico】 すごく楽しかったです。ここまでリアルにファンの人からいただいたお便りに基づいてしゃべる場は貴重でした。この時は『ウマ娘』もまだこれから成長していくところだったので、トレーナーの皆さんに支えてもらいながら交流する場は楽しかったし、勉強になることがいっぱいありました。

【和氣】 アニメも始まっていなかったので、トレーナーさんのお便り頼みな面もあったね。

――思い出に残っているお便りや企画はありますか?

【和氣】 番組が用意した問題と4択でリスナーに投票してもらい、私たちが1~3位を当てる「さんれんたん!」というコーナーがあり、所持ポイントを賭けていくのですが、ポイントが0になったら罰ゲームがありました。トレーナーさんが妄想のような実況を送ってくれて、それを私たちが実況者になりきって読むみたいなコーナーでした。

【高野】 新しいウマ娘が出てきた時、ウマ娘の名前を言わず、衣装の特徴やセリフを交えながら「なんという名前のウマ娘でしょう?」と当ててもらう企画もありました。

【和氣】 懐かしい。

【高野】 今はもう膨大な数のウマ娘ちゃんがいるのでできないですね(笑)。

【和氣】 当たっている人もいたよね。

Machico】 よく当てられたと思います。

――ファンとの距離感がグッと近く、今とはまたちょっと違うファンとの接し方と言えそうです。

【和氣】 そういう場所がまたほしいですね。

■泣きながら帰宅したアニメ1期収録 和氣あず未を支えた高野麻里佳の一言

――2018年にTVアニメ第1期の放送がスタートし、スペシャルウィークを主人公にサイレンススズカの物語も描かれました。収録も含め、当時の思い出を教えてください。

Machico】 1話あたりの収録時間が長かった印象があります。

【高野】 Aパートだけで数時間かかったこともありました。

――収録が長引いた要因は?

【高野】 キャラクターを自由にしゃべらせるのが初めての中、ゲームも開発中ということもあって、設定をある程度固める意味でも監修に時間をかけていました。

【和氣】 第1R(第1話)は特にスペシャルウィークがずっとしゃべっていましたし、キャストさんたちも多いときはスタジオに20人くらいはいました。「うん」のような一言でも「違う」といった感じでリテイクが入ると、私はダメなんだって落ち込むこともありました(苦笑)。

――『ウマ娘』は声優デビューしても間もないころのお仕事だとお聞きしました。そういった意味では『ウマ娘』から仕事で学ぶことが多かったと思います。

【和氣】 学ぶことが多い現場でした。アフレコ後に厳しいコメントをもらって「え~ん…」と落ち込んでいると、まりんかから「一緒に頑張ろうね」と連絡がきて、泣きながら帰ったこともありました(笑)

――アニメでも似たシーンがありましたね。スペシャルウィークがレースに負けて、サイレンススズカと帰る時、一人だけトレセン学園に戻って空洞の切り株に叫ぶシーンを思い出しました

【和氣】 確かに似ているかも! そのとき経験したことのおかげで、いろいろ強くなったとは思います。

――高野さんはTVアニメ第1期の印象的なエピソードはどれですか?

【高野】 私は第7Rでスズカが怪我をしてしまうシーンです。センシティブな内容が史実にあったので、世の中にどう受け入れられるか、放送されるまでドキドキしていました。放送されてからも、どんな反応が返ってくるのか緊張して放送を迎えた覚えがあります。

――史実を基にしているからこその感情と言えます。

【高野】 そこから第11Rでの復活がスズカ的には胸アツな展開で、ウマ娘だからこそできる“if”のストーリーを描いていて感動しましたし、第1期の醍醐味でもあると思います。ファンに愛されたウマ娘競走馬たちという要素をしっかりすくい上げて、競馬ファンの皆さんのこともしっかり考えられているのを感じました。

――とても濃厚な第1期でしたが、和氣さんは競走馬スペシャルウィーク号と対面されています。どのような気持ちで対面されたのでしょうか?

【和氣】 引退して何年か経っていた時期で、現役の時より体は小さくなっていると言われたのですが、まだまだ肉付きがすごくて「現役時代はどれほどだったのだろう?」って思いました。スペシャルウィーク号の迫力がすごすぎて、とってもカッコよかったです。「有名人に会うのはこんな感じなのか」と緊張しました(笑)。いい思い出です。

――どんな言葉をかけたのですか。

【和氣】 「私がスペシャルウィーク号を担当させていただいております。よろしくお願いします」と、先輩にあいさつをするような形で声かけをしました。瞳は優しくて穏やかでかわいい子でした。

――『ウマ娘』ブームになった中、今また話しかけられるとしたら何を伝えたいですか。

【和氣】 『ウマ娘』をどう思っているのか、スペシャルウィーク号に聞きたいです。競馬を知らなかった方も、ウマ娘を通じてスペシャルウィーク号を知ってもらうきっかけになり、新たなファンもできたと思います。それをスペシャルウィーク号はどう思っているか質問してみたいですし、話したいことはいっぱいあります。

――高野さんやMachicoさんはどうですか?

Machico】 トウカイテイオー号はすごくて、自分と持っているものが違いすぎます。ドラマを持った競走馬でしたし、骨折を乗り越えての復帰戦となった有馬記念は、どういう気持ちで観衆の中を走ったのか聞いてみたいです。もし聞けたら、もっと第2期に落とし込めたので。

【高野】 サイレンススズカ号は優しい競走馬だったと聞くので、最後まで勇姿を見せてくれたところなど、私にもドラマを見せてくれました。夢を見せてくれたのもそうですし、「私と出会ってくれてありがとう」と伝えたいです。

■TVアニメ2期からゲームのリリースでいよいよ社会現象化も「信じられない」

――2021年にはTVアニメ第2期が放送されました。第2期はトウカイテイオーが主人公でしたが、感動的なシーンの連続でした。

Machico】 第1期は真剣なレースの描写だったり、感動的な“if”のストーリーだったり、ギャグのシーンとかもあって緩急がはっきりしていました。いわゆる史実だけではなく、ウマ娘ならではの“if”の世界もあり、スポ根だけじゃなくて彼女たちの等身大の姿も描き、第1期が「ウマ娘はこういうもの」というのを表現してくれていたからこそ、第2期で挫折を描けたのかなと思います。第1期がなかったら、あそこまで挫折、挫折、挫折、「第1話から最終回ですか?」みたいな流れはできなかったかもしれないです。

――第1話のエンディングロールもそんなテイストでした。

Machico】 そういう意味では心苦しいシーンがたくさんありました。第1期のトウカイテイオーは、言うなればシーンを彩るスパイスみたいな感じで、結構おちょけている感じが多かった。ゲームでも悔しい真剣な部分より明るい部分、天真爛漫で天才肌で自信があってという描写が多かったので、最初は「こんなに落ち込むんだ」とか、テイオーは怪我して苦しくなった時、キャラクター的に周りに「つらい」と言っちゃうタイプだと思っていました。そしたら意外にひた隠しにするタイプで、アニメだからこそ知れた一面だったと思います。

――声のトーンも雰囲気に変化が感じられました。

Machico】 それまでテイオーは賑やかな感じでしたが、地声に近いようなトーンでしゃべることも多く、アニメを見てからゲームをプレイした人には、「本当に一緒のキャラクター?」と言われることも(笑)。第2期は彼女の芯の強さだったり、勝負に対しての貪欲な姿勢だったり、挫折を経験したからこそわかる痛みだったりの表現を意識していました。

――特に印象深いエピソードはありますか。

Machico】 最後の有マ記念はもちろん、それ以外では菊花賞が好きです。自分が走れなくて、客席から一緒に走るはずだったライバルの姿を見届けなきゃいけない悔しさ。自分がいたら絶対1着を取れただろうと。1回目の挫折の時は少なからず思っていたはずで、やりたいのにできないつらさを初めて経験したときの応援シーンはお気に入りです。

■社会現象化した『ウマ娘』 トム・クルーズの「I Love You」に衝撃&通訳の説明に笑い

――TVアニメ2期の放送中にゲームがリリースされ、ここで社会現象と言えるぐらいヒットになりました。皆さんはこの盛り上りをどう受け止めていたのでしょうか。

【3人】 信じられない(笑)。

【高野】 ゲームディレクターさんからは「アニメを超えるくらいすごいものを作るので期待していてください」と宣言されていたので、期待していました。制作された皆さんの努力が報われたのだなと感じました。

【和氣】 今でも実感湧いていません。ゲームは試行錯誤を繰り返しながら制作された時期があったようで、私たちもイベントの度に「もうちょっと待ってね」「いいもの作るので」と伝えていました。ファンの皆様も「待った以上のものがきた」と言ってくれたのがうれしかったです。

Machico】 ゲームがリリースされたことで安心しました。事前登録の開始日が私の誕生日と同じで、私の誕生日とともに「ウマ娘事前登録2周年」みたいな感じになっていたので(笑)。その頃はもうすぐ事前登録3周年になるところでしたから、「3周年来なくてよかった」という安堵もありました(笑)。

――そんなこともありましたね(笑)。どのあたりでコンテンツ、プロジェクトの大きさを感じましたか?

Machico】 有名人の方々のプレイ報告と2期の放送の時期が重なったのがきっかけかな。第2期は深めのストーリーもあり、ウマ娘に最初「女の子がキャッキャして、かわいいだけでしょ?」みたいな印象を持っていた人も、そこだけじゃなくむしろかわいい要素は少ないといったギャップに気づき、そこに有名な方々がゲームをプレイして「楽しい」「面白い」と発信してくれたおかげで、地上波の番組に呼ばれたりしたのだと思います。

――多くの方がやっていますし、俳優の濱田龍臣さんはプライベートでイベントにも訪れるぐらいハマっておりました。有名人と言えば、映画『トップガン マーヴェリック』のジャパンプレミアでトム・クルーズさんに、高野さんとMachicoさんがお会いになっています。

【高野】 後光が差していました。スポットライトが当たっていないはずなのに、当たっているみたいな。肉眼で映画を見ているみたいな不思議な感覚でした。

――「I Love You」と言われていましたよね。

【高野】 エルコンドルパサー役の高橋ミナミさん(※高ははしご)が「I Love You」と言ったら「I Love You Too」って返してくださって。「ウマ娘に『I Love You』と言ったトム・クルーズ」という記事もあって夢のような時間でした。

Machico】 通訳の方が「なぜ彼女たちがウマ耳を着けているのか」「ウマ娘とは何なのか」を丁寧に通訳していたのですが、そんな不思議な状況にちょっとクスッと笑ってました。

■音楽番組で緊張…Snow Man佐久間大介に感謝 3人にとっての『ウマ娘』は人生の転機

――近年は音楽番組にも多数出演されています。印象深いものはありますか。

【和氣】 お仕事で年越しというのが初めてだったので、2021年の大晦日から年越しにかけて出走した「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ」(TBS系)が思い出深いです。毎年家で年越ししているのがウマ娘のメンバーのみんなと、さらにほかのアーティストの方々と一緒に「ハッピーニューイヤー!」と言うのが楽しかったです。なかなかテレビ番組で年越しはできないので、ウマ娘のおかげです。

【高野】 年越しの『第5回 ももいろ歌合戦』がうれしかったです。ももクロさんが大好きで、私が見ていた側だったのに、自分も出走させてもらえて、一緒にコラボさせてもらえるのが、とてもうれしかったのを覚えています。

Machico】 初めて地上波で出走した『シブヤノオト』(NHK総合)ですね。同じくゲストでSnow Manさんがいらっしゃって、メンバーの佐久間大介さんが『ウマ娘』好きというのを知っていましたが、私たちがパフォーマンスする時、立ち上がって「うまぴょい伝説」を全力で踊ってくださいました。

――かなり話題になりました。

Machico】 作品が好きな方々や知っている方々の前で披露することはあっても、「ウマ娘って何だろう?」とわからない人もいらっしゃる中でパフォーマンスするのは、また違った緊張感があります。Snow Manメンバーの皆さんも一緒に「うまぴょい」をやってくださり、盛り上げてもらったおかげでアウェー感がなくなり、初めての地上波を走り抜けられました。本当にありがたかったです。

――今年はゲームリリース3周年、そして劇場版の公開が控えるなど『ウマ娘』はまだまだ盛り上がり続けています。発表当時と今では感じ方に変化もあると思いますが、3人にとって『ウマ娘』はどのような存在になりましたか。

【高野】 昔は私たちが「支えなくちゃ」と思っていたのが、いつの間にか支えられていることが多くなったなと思うようになりました。

【和氣】 『ウマ娘』から他のお仕事にもつながったり、テレビ番組や他のイベントにも呼んでもらえたり、自分は『ウマ娘』の一員ですけど、実感がまだ湧いていない感覚もあります。例えばコンビニに『ウマ娘』の商品が置いてあっても、「その一員になっているんだぞ。どやっ!」のような気持ちが湧いてこない(笑) むしろ客観的に「すごい作品」と見ている部分もあり不思議です。親戚に「ウマ娘声優!」と言われても、「イエ~イ!」じゃなくて「いやいや……」となるような不思議な作品です。

Machico】 確実に『ウマ娘』は自分の中で代表作になっています。作品を背負う責任感も『ウマ娘』を通して学ばせてもらいました。『ウマ娘』のキャラクターにはモチーフとなった史実の競走馬がいるので、演じている自分たちの言動や表に出るときの姿勢次第では、モチーフとなった競走馬に迷惑かけてしまったり、競馬ファンに悲しい思いをさせてしまったりするかもしれないといった責任感を感じています。

 そういう意味では自分もトウカイテイオー号の名前をお借りするからには、「このキャストがこの名前を名乗ってくれてよかった」と思ってもらえるような演技を届けなきゃいけない。真剣に物事を考えるのは苦手な方ですが、表に出るからにはちゃんとしなきゃいけないと責任感を目覚めさせられました。

――『ウマ娘』から大きな影響を受けているのですね。

Machico】 他のキャストの皆さんもそうだと思います。みんな史実を大切にしているし、『ウマ娘』がきっかけで競馬を知ったというキャストさんも多い。関わった以上、責任を持って届けるみんなの志が感じられ、だからこそ『ウマ娘』という作品をより愛してもらえるポイントにもなっていると思います。みんな生半可な気持ちで背負っているわけではなく、スタッフさんの熱意含め、その本気度が演技だったり、作品のストーリーに伝わって届いていると思います。いっぱい成長させてもらっているので、『ウマ娘』の今後が楽しみです。

(左から)高野麻里佳、和氣あず未、Machico (C)ORICON NewS inc.


(出典 news.nicovideo.jp)


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